ルーテシア3RS リフレッシュメンテナンス
ノーマルの良さを活かして徹底整備-5
足回りの組み替えまで完了したルーテシア3RSはアライメント調整を行う前にタイヤ交換を行います。
消耗・劣化・偏摩耗を起こしたタイヤではそれに合わせたアライメントの数値となってしまいますので正確なアライメント調整を行う為にも新品タイヤへの交換と同時に4輪アライメント調整を行うことがオススメです。
交換するタイヤはミシュランのパイロットスポーツ4。
他のタイヤに比べしなやかな柔らかめのサイドウォールの造りで、路面からの細かな振動を吸収しながらも、ステアリングの応答はしっかりしているとう不思議な感触のタイヤとなっており、大径の扁平タイヤの短所を打ち消す素晴らしいタイヤとなっています。
最近ミシュランタイヤの在庫状況がしくご注文いただいてすぐ用意出来ないことが多いのですが、今回は事前に見積もりを行いご注文をいただいておりましたので予めタイヤを準備しておき交換させていただきました。
装着されていたタイヤはスポーティなタイヤが組まれていましたが、溝こそ残っていましたがひび割れが進んで危険な状態、また硬化も進んでおり分解するのにもひと苦労させられる状態でした。
タイヤを分解すると気になるのがリム部全体にこびり付くタイヤカス
エアー漏れの原因にもなるタイヤカスはしっかりと落とし
内・外全周にわたりしっかりとキレイに落としてから組付けます。
タイヤ交換時しか交換出来ないエアーバルブも新品に交換します。
タイヤの組付けを行ったら窒素ガスを充填します。
内部の窒素濃度を高める為にエアーバルブを下側にし、高圧までエアーを入れてから抜くという作業を数回行ってから空気圧の調整を行います。
エアー調整を行ったら最後はバランス調整、ホイール歪みやタイヤの振れなど無いか確認しながら行います。
交換が完了したホイールを取り付けする際はハブ面の汚れもしっかりと取り除いてから装着。タイヤ交換完了です。
たかがタイヤ交換と思われがちですが、そんな中にもいろんな部分に気を使いながら交換を行うレッドポイント流タイヤ交換のご紹介でした。
引き続き作業を進めます。