代車プジョー207のメンテナンス行いました
ゴールデンウィーク明けの少し手が空いた隙に代車で活躍しているプジョー207の点検・整備を行っていました。
5ドアの207としては珍しいマニュアルミッション車であり、軽快な走りが気持ちの良い車ではありますが、エアコンの効きを確認しようと外気導入にするとオイルの焼けるような嫌な臭い、足回りからはゴトゴトと異音がしています。
代車として出て行ってしまっている事が多く、気づかぬうちにこんな事になっていましたが早急に修理を行います。
まずはエアコンからの嫌な臭いの原因は1.6LのEPシリーズエンジンではよくある、オイルエレメントヘッドからのオイル漏れです。
漏れたオイルがエンジンの熱やマフラーに付き、焼けた臭いでした。
オイルエレメントヘッドのガスケット交換を行うのですが、簡単に交換が出来ないのが嫌な点です。
ターボモデルでは触媒、今回のNAモデルではエキゾーストマニホールドごと外す必要があり、分解箇所が増えます。
エキゾーストマニホールドを外すとオイル漏れがはっきりと確認出来ます。
エレメントヘッドを外してみると、やはりガスケットは硬化し劣化が進んでいました。
オイル漏れをキレイにし、新品のガスケットに交換、各部を組付け新しいエンジンオイルと冷却水を充填すればオイル漏れ修理完了です。
引き続き足回りからの異音の修理です。原因は左側のスタビライザーリンクロッドのガタでした、手で軽く揺るだけでガタガタと大きな音がするほど酷い事になっています。
外して点検してみると上下ともにブーツが破れ水が侵入し、錆びてガタガタの状態です。
今後のことも考え、左右ともに新品へ交換します。
その他にもエンジンロアマウントもひび割れ劣化していたので交換しました。エンジンの嫌な振動の原因ともなる大事な箇所です。
整備も大方進んだところで整備履歴を確認すると、スパークプラグは定期的に交換されているのですが、イグニッションコイルがまだ一度も交換されていないことに気づきましたので4本揃って新品に交換です。
イグニッションコイルもトラブルの原因として多いところですので、今まで10万キロ以上もってくれてよかったです。
試運転を行いトラブル箇所が治ったことを確認出来たあと、洗車と車内清掃も行いました。
これからまた多くのお客様に使っていただき活躍してもらおうと思います。