アバルト専用スペック オリジナルホイールのセットアップ
OZレーシングとレッドポイントのコラボ企画ホイールの第2弾 「OZ SuperTurismoーLM」は、カタログには掲載されていない独自のスペックを持つオリジナルホイールです。アバルト595コンペのお客様から取付のご依頼を頂きましたので、組み付け~車両への取り付け作業を行っています。
現在まで装着されていたホイールを取り外すと、キャリパはブレーキダストで真っ黒に。ホイール取付面は錆で赤茶けていました。折角のニューホイールを取り付ける環境として、とても不適切な状況です。
いつも行う事ですが、錆を除去し防錆処理・ディスクロータの化粧直しの為ステイプットにてペイントを施し、ブレーキキャリパの簡易清掃を行いました。ハブセンターに対してホイールが正確に勘合し、装着後のホイール隙間から覗くブレーキシステムも美しく、足元が引き締まります。性能面と見た目の向上を実現する大切な下準備です。
コンペの純正ホイールを装着したサイドビューです。純正ホイールのブラックの個所は、マット塗装を施されています。いつからかホイールのカラーの主流にマット塗装が用いられる様になりました。採用当時は斬新だったのですが、それが増えるとグロスカラーのカッコ良さが逆に新鮮になってきます。
OZレーシングの定番デザインでもある、スーパーツーリズモの進化版 LM に、グロスブラック塗装を纏わせることでスポークデザインの美しさを際立たせています。ホイールデザインが変わる事で、ブレーキシステムまでもをカッコよく見せるから不思議です。
オリジナルスペックホイールの最大の魅力は、何と言ってもホイールサイズにあります。インセット値と幅を、アバルトにジャストフィットさせるべくデザインしています。太さ 7J⇒7.5J インセット37⇒35 このサイズを採用する事によりホイールスペーサを用いずとも、フェンダーに対して「ツライチ」を実現します。
標準サイズの 205/40R17を装着する事で、サイドウォールが若干ですが引っ張り形状に仕上がります。過度な引っ張りはNGですが、このレベルは許容範囲。フェンダーとのバランスをとても良い雰囲気で演出できます。
今回装着をさせて頂いたお客様は、当社のホイールをサイトでご確認され「これだっ!」と思い、購入・取付を決めて頂けたそうです。
画像では伝わらない全体の雰囲気は、当社のコンプリートカーにてご確認ください。
Written by Hashimoto