ルーテシア3RS タイミングベルト&V-UP16
点検作業と合わせてタイミングベルトの交換を行っています。走行距離の多いルーテシアですが、お客様のメンテナンス管理が行き届いている事もあり、良い状態を保っている1台です。前回のベルト交換から5万キロ程を走行した為、タイミングベルトを交換するのですが、ベルト交換の分解時にV-UP16を並行して取り付ける事にしました。
ウォータポンプ・ベルトテンショナの交換を行い、組み付けを進めています。
向かって右側のカムシャフトプーリーは、RSのエンジン性能の鍵を握る重要部分です。インテーク側のカムシャフトを、エンジンの負荷状態に合わせて可変コントロールするVVT機構はこのプーリ内部に収まっています。コントロールは油圧により行われますので、この様な機能が備わるエンジンの場合、エンジンオイルの管理はとても重要になります。
タイミングベルトの交換を行うには、インテークマニホールドを取り外す必要がありますが、その状況はイグニッションコイル配線がとても触り易くなる為、V-UP16を取り付けるには絶好のタイミングとなります。
アルミステーを介して、バルクヘッドのボルトを使い固定します。
ステー裏側にMSA(マルチスパーク)を取り付ける事も可能ですので、V-UP16の昇圧効果をご体感頂いた後は点火回数の増加による効果もお楽しみください。
この後は、各エンジンマウント・サーモスタットなどの交換を行います。
Written by Hashimoto