フィアット500 1.2 水回りと足回りのリフレッシュ
予防整備と質感向上整備
最近はチンクと言えばアバルト的な流れですが、通常のチンクの作業も豊富です。今回は1.2 マニュアルの水回りの予防整備と、サスペンションの変更をご依頼いただきました。
フィアットの1200ccシングルカムは、昔からの定番エンジン「ファイアエンジン」の特徴を色濃く残す、これぞイタリアン大衆エンジン!とも言える陽気な性格のエンジンで大好物です。とにかくフィーリングが軽く、普通のエンジンなのにしっかり高回転まで軽快に回り、ストレスを感じない気持ちの良いエンジンです。生産国のお国柄が色濃く映る製品だと思います。
2年ほど前の夏に、ラジエタが突如割れる事件が、フィアット勢に続出しました。樹脂部品の自爆が原因です。やがて訪れる猛暑の夏に備え、今回はラジエタを交換します。
ウォータパイプに交換も行うのですが、シールの形状が変わっていて驚きました。品番変更→対策品ですので、新型に変わることでメリットが生まれる事に期待です。
微量な水漏れを起こすレベルなら、継ぎ足しで乗り切る事も出来ますがラジエタ樹脂の崩壊は100%自走不可能です。リスクよりも安心を得て予防的に作業を行う事をご案内しています。
随分とお疲れのサスペンションパーツ「ショックアブソーバ」も交換しました。今回はビルシュタインB4を使用しています。
タイヤも新調し、快適かつ気持ちよく走れるようになりそうです。この後は、リヤのダンパーも組み換えを行い、その後は4輪アライメントへと続きます。
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto