工場通信

ブレンボキャリパーのリペア作業
ジュリエッタのキャリパーオーバーホール


オルタネータの交換作業中にブレーキ系統の劣化を確認したジュリエッタです。ブレンボキャリパー装着車両ですので、部品の供給についての問題は何かと付いて回ります。純正部品の設定ではキャリパーリペアキットの供給はありませんので、別で部品を調達する必要があります。最近ではブレンボキャリパの標準装着率が上がり、色々な車種に対応するべくリペアキットについては自社でのストックを整えています。

キャリパーからピストンを抜き取り、ピストンとシリンダに問題が無ければ大きな部品の追加や作業は無く、スムーズに組み換えを進める事が可能です。

今回のキャリパーは、ダストブーツの劣化が酷く、心配しましたが中身の状態は綺麗でした。

ダストブーツの劣化が進行すると、劣化したブーツの隙間から水分や粉じん汚れが入り込み、それによりピストンへの錆の発生もあり得ます。そういった2次災害に繋がらないよう早めのオーバーホールをおすすめしています。

外観状態の悪いキャリパーでしたが、簡易的なケアも施しながら組み換えを行います。


ブレンボキャリパーのピストンサイズは、外観は同じでも内部のピストンには色々と種類があります。４つあるピストンが同じサイズの物もあれば、2個づつ異なる事もあります。ブレンボ装着車両のメンテナンスをしっかりと行える準備は万全です。お任せください。
(部品のみの販売・キャリパーのオーバーホールのみのご相談は承っていません。)

 

Written by Hashimoto

関連記事

工場通信　トップへ戻る