アルファ 159 2.2 メンテナンス作業の開始です
車検整備のアルファロメオ159 2.2JTS は車検整備以外にも内容が豊富です。元々、エンジン不始動でのレッカー入庫となりました。牽引フックがそれを物語ります。今の時代となっては 2.2Lの自然吸気エンジンはとても珍しい部類に入りますね。排気量の大きいエンジンは伸びやかで気持ちが良いと思わされます。直噴エンジンですが、先代の156よりもシステムやメカニズムが安定していてトラブルの発生は少ないと私は思います。
ですが、エンジン内部と、吸気経路に付着する汚れは直噴エンジンならではの量となるのは変わらず、ステージ3メンテナンスによるカーボンクリーニング作業は有効です。今回は「まだまだこの先も良い状態で乗りたい」というお客様の思いもあり、ステージ3メンテナンスをご案内させて頂きました。
シャーシダイナモの出力特性の測定は、セレスピードシステムである事と、エアロバンパーかつローダウン車両である為、辞退させて頂いています。
車両側フューエルラインにカーボンクリーニング機を接続し、専用液剤でのアイドリング運転を続けます。別経路でサージタンク及び吸気バルブ付近を洗浄する為に、バキュームラインより別効果の洗浄液を噴霧しながらエンジン始動を続けます。
時間にして大体1時間位でしょうか、汚れをじっくりと浮かせる事が主の目的ですので、アイドリング状態での始動を続けながら燃焼室内部とその周辺環境が綺麗になる事に期待します。
この後は、エンジンオイルをフラッシング用のオイルに入替え、オイルラインを洗浄します。
引き続き作業を続けます。
Written by Hashimoto