工場通信

ルーテシア3RS水漏れトラブル発生
予想外のラジエタトラブル


ルーテシア3RSがレッカー搬送されました。原因はエンジンの冷却水漏れです。漏れ箇所を確認するからに、ラジエタ本体からの漏れが考えられます。シンプルにラジエタ不良だろうと思いながら分解を進めると「あらら．．こんな事が起きてこうなるの．．」という事が起きていました。

ルーテシア3RSで今後気を付けなければいけない事かも知れません。
何が起きていたかと言いますと。
ラジエタ上部のブラケットの破損です。ブラケットはラジエタを固定するという物では無く、クーリングファンを差し込むための物です。ラジエタ上部にリベット固定されているのですがそのリベットが何らかの理由で外れてしまった様です。何らかの理由とは、走行過程における振動や、クーリングファンの振動もあると思います。少しづつ長い時間をかけて弱ってきたのでしょう。
そのブラケットが外れてしまった事で、クーリングファンの上側が固定できなくなり、ファンシェラウドとセンター部がラジエタに干渉しラジエタコアに穴を開けてしまったという状況です。

この部分にクーリングファンが差し込まれる構造です。

上側からも、下側からもこの部分を直視する事は出来ず、点検するのが難しい場所ですので未然にトラブルを防ぐにはラジエタを外してリベットの固定を見直す、もしくは悪くなくてもリベットを交換する事が最善なのかもしれません。

現在多くのルーテシア3RSのお客様にご来店を頂いている当社ですので、今後の整備の際には皆様にご案内いたします。

Written by Hashimoto

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