工場通信

リジッドメンバーの組付け
クリオ３RS サブフレーム剛性アップに効果あり


以前に素敵なサスペンションを組付けたルーテシア3RSです。今回は話題の商品「リジッドメンバー」の組付けご依頼です。ノーマルのサスペンションにも絶大な効果を果たすのがリジッドメンバーです。ハードな味付けを施した車ならば、その効果は更に高い物になります。サスペンションを固めれば固める程、短いストロークで動きを抑制しますから、余分な動きがサブフレームに存在すると、弱い箇所は一層無駄な動きをしてしまいます。サブフレームをしっかりと凝結する事でサスペンションとしての仕事に無駄がなくなり、理想的な動きを実現します。

画像は、メンバーサポートを外したものです。ロワアームに共締めされている事が良くわかる画像です。

上側は、ボディへとマウントされます。

当社の取り扱う車の殆どは、サブフレームはボディへとしっかりと凝結されていますが、ルノーの一部がこの様な構造になっている事が多いです。

外したメンバーサポートにリジッドメンバーを組付けます。



油圧プレスで圧入していくのですが、純正のラバーマウントと異なり、ごまかしが効きません。ですので仕上がり寸法をしっかりとした数値にする事が重要です。
固定位置がしっかりと出たら、片側面の数か所を溶接固定をし、防錆塗料でサッとペイントします。


ガッツリと凝結の完了です。

この後、ロワアームマウント部を１Ｇ状態で締め付けを行い、作業の完了です。

試運転が楽しみです。

Written by Hashimoto

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