相変わらずの売れ筋商品です
アバルト595 点火チューニング
V-UP16の装着についてのご相談が絶えません。特にこの所は需要が増えているように思えます。在庫がグングンと減っています。オリジナルのケースでのオーダーを行っていますので、ある程度の数をまとめて納品して頂いているのですが、10月まで在庫量持つかな?
当社にご来店を頂いている方も、これからご来店を頂く方も、殆どの方が当社のサイトを閲覧して頂けている事に感謝が尽きません。説明不要で当社の整備をお求めに来て頂ける事は本当に有り難い事です。
既に十分にご存知の方も多いですが、過去に紹介させて頂いた文章を引用して説明とさせて頂きます。
点火電圧の昇圧には 「V-UP16」を。
マルチスパーク化には 「MSA」を。
それぞれ点火系統に結線する機能的電気部品ですが、働きかける場所が異なります。
V-UP16はイグニッションコイルへと供給される電源系統へ。
MSAはイグニッションコイルへECUより出力される点火指示信号へ。
エンジンが要求する必要な点火電圧を得るために出来る事は、コイルを通してプラグへと伝える電圧強化をする事が最善です。
その為に出来る事と言えば、イグニッションコイルの1次側巻き数比を大きくするか、電流値・電圧値を大きくする事が得策です。
V-UP16はその際に非常に有効な働きを実現するため、最も手軽に既存のコイル性能を引出す事が可能です。
コイル内部では1次コイルと2次コイルが収納されており、1次側に供給された電圧は自己誘導作用により12Vであれば500V程度まで引き上げられます。
その後、2次コイルへの相互誘導作用が働き、約30000Vまで引き上げられ、その電圧をスパークプラグの先端より一斉に放つ事でエンジン内部での点火が行われます。
入力された電圧を、増幅するのがコイルの仕事だとお分かり頂けますかね?
言い方を変えると、入力電圧が上がれば1次側の引き上げられる電圧が上がり、結果的に2次側電圧も上昇します。その効果からスパークプラグが放つ電圧が上昇すると言う流れです。
良い火花は、エンジンを安定して回す上でとても大切な条件です。
MSAの場合は、ECUより出力される点火指示信号(通常は1回)をMSAに入力させる事でデジタル処理がなされ、複数回の火花を飛ばす事が可能になります。
これをマルチスパークと言います。適合エンジンによってMSAの点火回数は変わります。
3800回転までを4~5回 3800回数以上を2~3回 可変点火する事が可能となります。
マルチスパークは現代の直噴エンジンにおいては標準採用もされており、燃焼困難な環境下では2回飛ばす車も珍しくはありません。
カーメーカーも採用する複数回点火を、チューニング要素として採用したのがMSAです。
アバルト乗りの方からも絶賛の支持を頂いているV-UP16は、低中速を太らせる絶好のアイテムです。点火系統のチューニングは効きます。まだ未装着の方は装着のご検討をされてはいかがですか。
今回は、初めてお預かりさせて頂くお車でしたので、同時施工でステージ1メンテナンスのご依頼も頂き、施工をさせて頂いています。ブレーキパッドの低ダスト化もご依頼を頂きました。少しずつ好みのアバルトに仕立てましょう。
Written by Hashimoto