プジョー版ルノー・カングー 「レア車」の車検整備


日本では結構珍しいプジョーです。国内ではこの手のスタイルのフランス車と言えば、間違い無くルノーカングーとなるわけですが、こちらはプジョー・パルトネールです。左ハンドル5MT 搭載エンジンはNFU(206などに搭載されていた1600DOHCです)トランスミッションはMA(106や206の1.6L用)ではなく、BE(306や206の2.0L用)が組み合わされる、国内では色々なところがレアな1台です。当社とのお付き合いも永く、何が起きても、どんな事があってもご相談を頂いているお客様です。

今回は、継続検査・車検整備でのご入庫です。
リヤブレーキはドラム式ですので、定番のホイールシリンダ交換と合せてスチーム洗浄を行います。

今回気になったのは、リヤ側のバンプストップラバーの経年劣化。

足廻りの縮み過ぎを防ぐのが役割のラバーパーツです。年数経過と共に、ボロボロになり最終的には姿を無くします。
国内に部品が有りましたので、調達し交換。


色がまるで異なる事にも驚きです。

普通に使っていれば、バンプラバーに接触するほど足が縮むことはありませんが、こういう所はキチッとしておきたいです。


エンジンルームもキレイに洗浄し、この後の油脂類交換などに備えます。

よく見ると、レデューサやMSA・V-UP16 も装着済ですので、気持ち良く元気に回るエンジンです。

こういうレアな車に永く乗るには、部品の調達が最大の問題になってきますね。実際にこちらのパルトネールのオーナー様も不意の事態に備えて、国内調達をスムーズに行えないパーツをストックして頂いています。当社がレアな車にもの凄く得意かと言うと違いますが、信頼関係を築いているお客様のお車の場合は、常に最善を尽くす様に努力をさせて頂きます。

Written by Hashimoto

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