バッテリの突然死には意味がある
夏が近づくと聞こえてくるのが、蝉の声。では無く、お客様からのSOS「バッテリが突然死した!」です。
昨日まではエンジンが何の問題も無く掛かっていたのに…と嘆く方も多いです。
永年車に乗られている方は分かると思いますので、思い出してみて下さい。
昔は息も絶え絶えでセルモータが回り、エンジンが始動して「セーフ!」と胸を撫で下ろす経験ありましたよね。
最近そんな経験あまり無く無いですか。
これはバッテリの特性が変わったからなのです。
現代バッテリは性能がある一定以上に性能低下すると、放電をしなくなるように出来ています。
なぜなら。
最新技術の搭載が増えるにつれ、車には沢山のECUが必要になりました。ECUを低い電圧で作動させることで電気回路の破損を招いてしまいます。
そうなると、おのずと修理代が高くつきます。
通常は嫌われてしまうバッテリの突然死ですが、意外にも優しさに溢れた対応だったりするのですね。
多いパターンは、新車から3年目の車検目前あたりに起きる事が多い気がします。
現代のバッテリは、2年サイクルでの予防交換がベストですので、3年使用はリスクが高いです。
もちろん、充電回路システムの正常化は、バッテリの長寿命化に貢献します。
ステージ1メンテナンスを推奨するのには、そんな理由も込めています。
早めの交換で不意の事態を未然に防ぎましょう。
Written by Hashimoto