ローポジション・シートアダプタの取付


サスペンション系統を手がけたアバルトは、ローポジシションシートアダプタの取付もご依頼を頂きました。
ローポジションアダプタは、FIAT500やアバルト500の純正シートの装着位置を下げる際に使用する機能パーツです。


こちらがそのアダプタSETです。左右シートそれぞれの設定があります。

純正シートの高さは、高身長な方で無くとも若干腰高感を感じるくらい目線が高くなってしまいます。純正に備わる座面の高さを調整するレバーで下げても不自然な下がり方になる為しっくりきません。

ドア開口部のウェザーストリップとシートの隙間、この隙間が生じているのが純正の高さです。

シートを取り外し、標準のブラケットを取り外します。

強固なスチールリベットで固定されているため、取り外しには良く切れるドリルがあると重宝します。小さな下穴から開け始めると時間が掛かるので、スポットドリルを用いています。これなら下穴無しでM8位の穴が一発で開けられます。また、削るのとは違い細かな粉塵が出ないので、シートに付着する心配も少なくなります。

この様に4箇所のブラケットを取り外します。

ブラケットを組替えて、シートを取り付けると、先程の隙間が埋まっている事が分かります。

アイポジションが下がり、低すぎると感じる事無く非常に自然な高さに仕上がるのが魅力の商品です。

Written by Hashimoto

 

 

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