1997年のフランクフルトモーターショーでデビューし、2005年に生産が終了するまでの8年間、アルファロメオ史上最高のセールスを記録したと言われる名車、156(イチゴーロク)。思い入れがあるイタ車好きの方も多いのではないだろうか。特に、2002年のマイナーチェンジでエンジンが直噴化される以前の”2リッター・ツインスパーク”モデルには「あれは良かった!」と思わず熱く語ってしまうマニアな方も少なからずいるだろう。もちろん「今も頑張って乗り続けてます!」と語る真性アルフィスタも国内外にまだきっと多く生息しているに違いない。
今回のレッドポイントWeb特別企画では、2002年当時に並行輸入された走行10万キロオーバーの156スポーツワゴンが題材だ。レッドポイントが持っている豊富なノウハウと最新鋭のメンテナンス技術を駆使して、この名車をバシッと蘇らせていく。デビュー当時から156を数えきれないほどメンテナンスし続けてきたレッドポイントの手によって、果たしてどのような156が仕上がってくるのか。複数回に分けて、その過程をレポートしていく予定だ。どうか焦らず、じっくりとご笑覧頂きたい。
Report:岩瀬佑樹 Photo:岩瀬佑樹・REDPOINT
スペック
年式 | 2002年式(新車・並行輸入車) |
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エンジン | 2.0リッター直列4気筒ツインスパーク |
ハンドル | 左 |
トランスミッション | 5速MT |
走行距離 | 109,595km |