ルノーカングーの必須作業
本日のカングーは、エアコンガスを回収するところから開始しました。
回収量319グラム、結構減っています。
クラッチやサスペンション関連の組替えを終え、続いてはオルタネータプーリの交換へと移ります。
カングーに標準装着されるオルタネータのプーリは、ダンパー機構の備わる構造の物が
装着されていて、その構造が劣化により壊れてしまう事が多いのが難点です。
何年も前に複数台のプーリを交換しているのですが、まだ未交換の状態であったのが
今回のカングーです。
オルタネータを外す為に、エアコンガスを回収し、パワステ廻りを分解し、
ようやく外れてくるのです。
こちらがダンパー構造のプーリです。
専用工具でプーリを取り外します。
同じ物に交換するのでは無く、異なる構造のプーリに交換します。
ダンパーでは無く、ワンウェイ構造を持つクラッチ付のプーリに変更します。
理にかなった仕組みです。
オルタネータ廻りが分解され、見晴らしが良くなったので、装着状態では窮屈で
交換のし辛いリブベルトテンショナのベアリングと、アイドラーベアリングもこの際に
交換しておきます。
ちなみに、フル装備した状態ですと、本当に交換しづらくて大変な箇所です。
今回の作業では、エンジンマウント3点共全て交換を行っています。
見た目で最もよく分かるのは、やはりエンジンのメインマウントです。
マウントの中では、最も重いエンジンを支える事になりますので、潰れ方が激しいです。
こちらが新品のマウント
そしてこちらは、交換したマウントです。
潰れ具合がよく分かります。
Written by Hashimoto