ご新規様の車両点検です あんな事やこんな事が発見できました
これから当社でのメンテナンスをご検討される方に向けて、ご新規様の車両点検を行っています。
点検内容は多岐に及ぶ為、半日ほどのお預かりをさせて頂き、施工しています。
これから必要になる整備を、お客様と当社とで情報共有することで、
最善の整備をご提案できる様になると考えています。
今回も、点検の結果色々な事が見えてきました。
サスペンションテストによって、浮き彫りになったのは路面粘着率の左右差です。
車両は、ルーテシア3RSです。
以前の結果と同じ事が起きていそうです。
ストラットアッパーマウントの劣化が原因です。
お客様との試運転において、右前のサスペンションの違和感を指摘させて頂いたのですが
結果がずばりと右前の不具合でした。
細かいことですが、リンクロッドのワッシャの入る位置に誤りがありました。
見慣れていないと、見落とす内容です。
バッテリケースのフタの納まりが悪いなと思ったら。
バッテリの背が高いことが原因でした。
バッテリテスタで、充電回路の点検も行います。
エンジンルームを見ていると、んん?な箇所が!
バキュームホースのささる部分が放し飼い状態に。。。
ちなみに、ここはインマニ負圧が掛かる場所です。
2次エアーを吸ってしまい、希薄燃焼となります。危険です。
ホースを探してみると。
なんだか、下の方へと紛れ込んでいます。
マジックハンドでなんとか出してこれました。
きちんと元通りに取り付けます。
差し込んだ瞬間、アイドリングが非常に乱れました。
長期的に、エアー吸いの状態で走っていた事で、ECUの補正がかかり燃調が濃い方向に
なっていた為、ホースの取付の瞬間に異常にガスが濃い状態となったというわけです。
これだけで、エンジンの調子はかなり良くなったはず。
点検はすごく大切です。
Written by Hashimoto