ジュリエッタ のドライブシャフトは要注意です
ジュリエッタ1750QVを整備でお預かりしています。NOVITEC(ノヴィテック)のコンプリートカーの様な仕上がりです。カッコイイです。
走行距離が1万キロ台前半ですので、消耗箇所は少ないと思いきや。。以前にもあったのですが、ドライブシャフトに問題が潜んでいました。
画像から分かりづらいのですが、内側のブーツの大きい方のバンドの締まりが甘く、周囲に薄らとグリスが飛び散っていました。バンドだけを交換すれば事なきを得るかなと思いきや、中に充填されているグリス量が大幅に減っていました。おそらくこれまでに何度か飛び散ったグリスを洗浄し続けてきたものと思われます。
作業の方向性を変え、ドライブシャフトを外し、内部点検と清掃・グリス交換・ブーツ交換を行います。
少ないとは言っても、最低限の潤滑が可能な量のグリスは残っています。これ以上減り続けると潤滑不足が発生し、錆びも出て来ます。修理費用も高額になりますのでギリギリのところでの発見となりました。
分解し、洗浄を行いました。
新たなブーツに組替え、グリスを充填し組み付けを行います。
バンドのみの締め込みでは、力不足になる事も多いので、弾性接着剤での貼り付けを合せて行います。
各部の組み付けを終え、試運転・増し締めを行います。