フィアット パンダ169 抜けた足の動きを見事に捉えています。
完璧なまでにズボ抜けた右側フロントダンパー。
車両はフィアット ニューパンダ デュアロジックです。
ニューパンダってのは、2代目パンダの事ですよ。
現行パンダはパンダ3です。
数値表記での見方が分からなくても、いかにもダメな感じに写りますよね。
これらの結果は、BOSCH SDLテストによるサスペンションテストの結果から得られています。
テスターのプレートが、一輪づつ、上下方向にあらゆる周波数で作動します。
その動きに合わせて、上に載るタイヤをはじめとする構造物が、どの様に追従するかを診断するのがこのテスタにより出来る事です。
サス構造物が正常な場合は、作動中の見た目判断は判別できません。
しかし、今回ほどの結果は見た目に判別できます。
まずは正常な左側のテスト風景をどうぞ。
続いて異常の発生している右側をどうぞ。
正常な左側は、タイヤの動きが全域に渡りシンクロしているのですが、異常の発生している右側は好き放題にタイヤが上下に動いてしまって(暴れてしまって)全くシンクロしていません。
ここまでの例は稀ですが、極端な結果が出てきましたのでご紹介です。
SDLは、微細な変化も見逃しません。
足回りの性能に疑問を感じられる方も、そうでない方も、定期的な診断をお勧めしています。