ルーテシア3RS タイミングベルト またもバルブタイミングにズレ有りです
現在整備を進行中のルーテシア3RSです。
何かと最近多発するこの状況。。
いったい何なのでしょう。
カムプーリには合マークが打ってありました。
画像の青ペンが合いマークです。
真逆。。。?ですよね。
これが意味するのは、こういうことです。
メーカーの定めるベルト交換の際に合わせる基準点から、クランク角度で
180°異なる位置で合わせていた。という事です。
まず、1番シリンダを圧縮上死点にします。
その際にSSTがカムエンドの切溝にはまるように設計されています。
これが正しいセット位置です。
ところが、作業前はこのような状態に。
片方のエンドに合わせると、SSTが斜めになり、もう一方に正しくセットできません。
良くないです。
クランクプーリは、オリジナル品に交換します。
ボルトにトルクと角度を記入し。
最終締め付けの確認
40Nm.+110° +-10°
その結果、100Nm.の力で締め付けを終えたという意味の記載です。
以前はこの様にコンコン叩いて入れていたのですが、狭小スペースの為
ハンマーは上手く振れません。
なので、即興で簡易ツールを作りました。
ボルトを締めれば入る様になっています。
ラクチンです。
作業の手法は様々ですが、その時のベストを探りながら常に変化をつけています。