クラシックミニの作業を進めています。
サーモスタットや、ウォータポンプ、オルタネータといった経年劣化箇所を
組み替えます。
年数の経った車両ですので、スムーズに作業が進みません。
最も苦労をしたのが、サーモスタットハウジングのボルトを外す際です。
鉄のボルト・鉄のシリンダヘッド・アルミのハウジングという組み合わせで
ある程度の期間、外してないと内部固着がみるみる進行します。
拡大するとえげつない程の錆っぷり!
黒く変色している方が外したボルトです。
代わりに付ける程度の良いボルトも工場のストックで見つかりました。
しかし、改めてこうやって見てみると。。。ミイラみたいです。。
このボルトを外すには、ちょっとしたコツが必要でして。
普通に緩め続けると、間違いなく折れます。
今回も折れるかも。。。っと思いながら進めましたが無事に抜けて安心。
もう20年ほど前ですが、まだ若かったころのことです。
うちのボスが同じ状況の同じ個所のボルトを外していまして。
「お前やったら絶対に折ってたぞ」っと言われたことがありまして。
いまだに覚えている一言でしたが、無事に外せて一安心です。
どんな作業もそうですが、車や部品と会話しながら進めることで
トラブルを回避しながら作業を進めることができます。