アバルト500 本日はサスペンションに着手です
連日の進行が止まらないアバルト500です。
本日は、フロントのストラットの作業に着手しました。
現状はバネレート 6キロ+ビルシュタインアジャスタブルダンパーの組み合わせです。
今回はストラット・トップマウントをスフェリカルに変更します。
トップマウントの選択は、車の性格と特性を決めるのに非常に重要な項目です。
一見ハードな印象のスフェリカルアッパーマウントですが、快適な乗り心地を求める場合であっても、
組み合わせるダンパーによってはスフェリカルに軍配が上がるときもあれば、ノーマルマウントの
方がマッチする場合もあり、お客様とニーズにより慎重にお勧め内容を決めています。
今回の様に、車高調整式ショートストロークダンパーの場合は、間違いなくスフェリカルが
おすすめとなります。
ダンパーにきちんとした仕事を求めるときに、遊びのあるふわふわとしたマウントだと
余計な動きが上部で生まれ、納まりの悪いサスペンションとなってしまいます。
スフェリカル化の為に分解を行うのですが、トップボルトの錆ダメージがひどくて
緩めることが出来そうになかったです。
なので、そういう時は緩める前に丁寧にダイスでねじ山を整えます。
これをきちんと行わないと、ねじ山がダメージを受け、大変なことになります。
分解~分解~っと思ったのですが、観察していると妙な事が起きています。
まず気になったのが、スプリングに掛かるテンションの違いでした。
左右でロワシートの高さが異なるのですが。。
なんで?ロワシートが高い位置にセットしてある方がテンションがかかっておらず。
自由長200mmで、現在の長さも200mm
わずかな差なんですけどね。
でもロワシートの位置のつじつまが合わないのです。
シェルケースの底辺からトップボルトまでの寸法を測定すると。
その差 19mm!!
絶対におかしいですね。
分析する必要ありです。
どのみち、スフェリカル化の為にダンパーは分解するので検証はそこからです。
んんん~?
こんな事態でしたので、まずはダンパーの修理からとなり、作業は一時中断です!