MSA第2段は ミト&ジュリエッタ 1.4マルチエアー!
ツインエアーに続いて、今度はデモカーのジュリエッタを使いマルチエアー用MSAシステムの開発です。
ツインエアー用MSAの開発から、もう5ヶ月も経過していたのですね。
月日の流れは早いものです。装着頂いた方からの声はご好評を頂いています。
当社のイプシロンもMSA無しは考えたくない位、MSAの恩恵を受けています。
ツインエアーの時は、MSAってどうなんだろう?という所から始まり、その効果にスタッフ一同が
驚きました。なんといっても低回転時のトルク向上感といったら素晴らしい仕上がりです。
ツインエアーであれだけ体感出来たなら、4気等ターボではどんな効果が出るのか?
ずっと気になっていました。
V-UP16取り扱い開始からお世話になっている、ツイントップさんへ開発を依頼し数日が経過し完成の連絡がありました!
ツイントップさんでの、ジュリエッタ用MSA開発情況がブログにて掲載されています。→コチラ
今日は、MSAが装着され生まれ変わったであろうジュリエッタに乗れる日です☆
ウキウキしますね。いつもは私達がお客様の車輌を整備し、お待たせする立場ですが、今回は逆です。
ツインエアー用とは違い、今回のMSAはこれまでの専用ケースに収まらない為、見た目は無骨ですね。
前回同様に、MSA本体とキャンセラーの組み合わせです。
イグニッションコイル本体にイグナイターが内蔵されていない事がラテン車の場合はほとんどな為、
キャンセラーは必要不可欠となります。
また、MSA回路もダイレクトイグニッションが4本装備された4気筒モデルでは、実質2個必要となるのですね。
なので、専用ケースに収納不可能という理由です。
MSAの効果を実感したい為、これまで装着していたPPE(サブコン)やPPT(スロコン)は取り外しての、
試運転を行ないます。
でも、レデューサとBMC CDAは外しません。
なぜならエレクトリックデバイスではないからです。
ちなみに、過去の工場通信でPPEのテストを行なった際の記事もあります。→コチラ
V-UP16の取り扱いの第1号車もジュリエッタでした。→コチラ
もちろん、レデューサも装着済み。クワッドを2個つけています。→コチラ
いよいよお待ちかねのMSAジュリエッタのテストドライブです。
ミトよりも重量のあるボディに1.4Lのエンジン、しかもPPEとPPTは外していますから
過大な期待はしずに走り始めるとします。
まずはDNAレバーをNモードでスタート。
おっ!1速でのスタートが異様にラクに行なえました。
すぐさま2速へシフトアップし、広い通りに出るまでアクセルを開けるのを我慢し、
いよいよスロットル開度を多めに開けていきます。
いままで、色々と手を入れてきてはいるものの、やはり低回転時の力の薄さは気になっていました。
ところが、不満に感じていた部分が、瞬発力を発揮したがっているかの様なフィーリングに変わっています。
イプシロンの時も、スロコンが作動しているのでは無いか?と確認しましたが、今回も同じ様に確認します。
確かにスロコンはオフです。
にもかかわらず、この力強い立ち上がり、伸びの良さ、Nモードで十分な印象です。
続いて、Dモードに切り替え、ブーストを立ち上げてみます。
パワーバンドに入る手前辺りから、CDAが唸り声を上げますが、本当はここで少しだけトクル低下の
谷を感じながら、すぐさま過給機が谷をすくい加速体制に入ります。
MSA装着後は、唸り声と同時に...感覚的にはその少し手前から ガツン と加速感を感じます。
低回転の薄い力をしっかりと補助しながら、パワーバンドでは十分に上乗せされたフィーリングです。
試しにPPTをスポーツプラスモードに切り替え、アクセルを踏み込むと 危険 を感じさせる程の仕上がりです。
この状態で、PPEを接続するとどうなるのか?やっていませんが、きっと凄いのでしょうね。
ツインエアーとは全く異なるMSAの力に驚きました。
MSAの力=燃え残り混合気の燃焼 ですから、これだけの余力を残していた、という事に驚きです。
マルチエアー 1.4Lエンジン搭載車であれば、おそらく今回の仕様が装着可能です。
既に色々と手を入れ、ここまでかな~。とお考えの方にも、次なる手段を用意してしましました。
逆に、これからエンジンチューニングを、とお考えの方にも自信を持ってお薦めできる商品になりそうです。
レデューサー・V-UP16 この次にMSAの装着、これが定番になりそうです。
オシロスコープでの点火状況も確認してみました。
現在の制御方式は、イプシロンと同じ 低回転 3800rpm.までは5回スパーク
高回転 3800rpm.以降は 2回スパークにセットしています。
それぞれの画像にはノーマル点火の減衰波形と、MSAによる複数回スパークの
減衰波形を重ねて表示しています。
信号はあくまでも簡易的にサンプリングしたものですから、ノイズの影響なども拾っています。
言えるのは、確実に複数回のスパークをしている!という事です。
これにより、ノーマルの点火回路に戻したく無い、と思わせる効果が潜んでいるのですね。
まさに中毒症状です。
現段階は、商品化前のテストですので、製品化決定のお知らせはもう少し先になりそうです。
気になる方は、まずは当社のデモカーでご体感下さい。
今回のMSAの適合車種は、
アルファロメオ ミト/ジュリエッタ(共にマルチエアーエンジン搭載車)
フィアット グランデプント アバルト エヴォ
同一システムで、アバルト500や、ミトの1.4ターボ、グラプンアバルト にも装着可能であれば嬉しいです。
その辺りについても今後調査が必要ですね!
既に時期MSA装着車輌を探したくなっています。
大体の照準は絞っていますので、次にランナップに加わるのはそこのあなたの車かもしれませんよ☆