ALPINEの足廻り調整
お預かり中の新型アルピーヌを足廻りの調整作業をおこないました。
作業前に試運転を行いましたが、好感度だけが、印象に残り足回りのインプレッションが記憶に残らず何度も試運転を繰り返しました。タイヤエアー圧も操安性に重要な為、規定値にて調整。様々なロケーションを走らせ車に慣れ、足廻りの印象を感じ取りました。
余談ですが、手元のSPORTモードボタンでデジタルメーターの変更で気分も盛り上がります。軽量ボディと高出力エンジンにて軽快感は特別です。メーター内に瞬間出力・トルクが表示される為、視線のやり場に困ります。
SDL診断を行い、サスペションの動きに重要なコーナーウエイトも測定します。
左フロント荷重:233kg 右フロント荷重:238kg 左リヤ荷重:339kg 右リヤ荷重:325kg
フロント輪重:471kg リヤ輪重:664kgが測定結果です。
1名乗車、燃料少な目で前後重量バランス実測で 約42:58です。
ミッドシップレイアウトの前後重量配分は、テスト結果で確認、各タイヤに掛かる荷重バランスも大変良好です。
アライメント測定台に載せ、各ブッシュのストレスを取り除き各所の調整箇所をアジャストしていきます。メーカー基本数値と比べながら、私どもの思う数値を探します。
前後のキャンバーを基本数値よりマイナス方向に、前後のトーを調整、左右も整えます。
調整前と比べ、ステアリングセンターがハッキリして操舵の切り込みが良くなりました。
スタイリングは勿論、全てにおいて優れた車を愉しんで頂けます。