FIAT PANDA 141シリンダヘッドの組み付けを行っています。

前回は腰下(ブロック)の作業をお届けしました。

今回はその上に搭載するシリンダヘッドの作業です。
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平面研磨とバルブ廻りの加工作業を終え、これから入念な組付けに移ります。
こういった作業を行う際は、そのエンジンに火が入る事をイメージしながら、焦らず丁寧に組み付けます。
人の手で組み付けるメリットを活かしながら、組付ける事で確実に調子の良いエンジンが仕上がります。

ブロックは、そのエンジンの基本性能を決める場所であり、ヘッドは性格を決める場所の様に思えます。

パワーアップを狙うエンジンと、ストック状態でベストを狙うエンジンとでは使用する部品は大きく異なってきますが、基本に忠実と言う点では何ら変わりません。

平面研磨後のヘッドはボルトホールや、オイルライン、ウォータジャケットの角が痛い状態です。
ですので、ハンドツールを用いてその痛い角を痛くない状態に仕上ます。
どんな部品もそうですが、角はもろいのです。
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バルブの研磨・シートのカットを行っていますので、バルブ全周の当りを均一にする為
摺り合わせを行います。
密閉度が上がれば、4サイクルエンジンの吸入・圧縮・燃焼・排気それら全ての仕事が
効率よく行えるようになります。

分解時にリフターと、タペットシムには番号を書いています。
これにより、後に行うバルブクリアランスの調整が円滑に行えるようになります。
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バルブ側も同じく番号を書いています。

ブロックに新しいガスケットを取り付けて。
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半完成のヘッドを搭載します。
この後、ヘッドボルトで規定トルク+2回の角度締めを行いました。
カムシャフトを組み付けて、バルブクアランスの測定・調整へと移ります。

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